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岩屋神社◆国重要文化財

岩屋神社は、中国・北魏からの渡来僧「善正」が修行場「日子山(彦山・英彦山)」を開いた翌年の532年(継体天皇26年)に開かれ、空から降ってきたと伝えられる「宝珠石(ほうしゅせき)」をご神体とし、神仏が降臨する神聖な場所として修験者の重要な修行場でした。(本殿:国重要文化財)
公園内の天然記念物「奇岩群」や「大公孫樹」「玄海ツツジ」「大椿」は、岩屋公園をご覧ください。

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岩屋神社本殿

現在の岩屋神社本殿は、1698年(元禄11年)に建立されました。1978年(昭和63年)国重要文化財に指定され、2006年(平成18年)10月、できる限り使われている材料を活かし復原されました。

ご神体「宝珠石」

西暦547年(欽明天皇8年)、宝珠石(「星の玉」とも呼ばれている)が岩屋に飛来したと伝えられています。
大きな光(権現岩)の懐に包まれ、宝珠石は、ご神体として岩屋神社に祀られ、延々と今日まで村人の心のふるさととして受け継がれています。宝珠とは、仏教用語で「何でも願いが叶う不思議な宝石」といわれています。
岩屋公園内は、岩屋神社を中心に、彦山山岳修行の第3窟(玉置宿)として重要な修行場でありました。鎌倉時代の記録には、「行者は、必ず岩屋神社の宝珠石に祈らなければならない」と書かれています。

ご祭神

ご祭神は、英彦山権現と胴体で、「伊弉冉尊(いざなみのみこと)【観音菩薩の化身】」、「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)【釈迦如来の化身】」、「天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)【阿弥陀如来の化身】」の三神です。

神社と周辺の見どころ

  • 岩屋神社本殿は、茅杉皮重ね葺き一重入母屋造り(左)
  • 熊野神社は、懸造りで板葺三間社流見世棚造り(中央左)
  • 奪衣婆と玄海ツツジ(中央右)
  • 参道入口の一の鳥居には、貝原益軒の妻「東軒」の筆による額がある(右)

※中宮の脇には、向かい合わせで「奪衣婆(だつえば)」と「閻魔大王」の石像があります。
※「奪衣婆」は、死者の衣を剥ぎ取り、夫の「懸衣翁」に渡して生前の業の重さを量ったといわれます。

アクセス

岩屋神社へは、マイカー又はJR日田彦山線が便利です。

  • マイカー:県道52号沿いJR筑前岩屋駅から車で3分。(中型バス以上は通行できません)
  • JR利用:JR日田彦山線 筑前岩屋駅より徒歩で15分。
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