斐山窯元を一代で築いた田中好治は、令和四年一月十一日、八十歳で永眠しました。小石原焼の名工と称された田中の作品(茶器、花器、摺鉢、食器、香炉、大皿など)や、自作の道具、陶歴を展示して、やきもの職人として生きた「田中好治遺作展」を開催します。
★2023年2月3日(金)~3月5日(日)まで、つづみの里陶器ギャラリーで開催。
もくじ
斐山窯元 田中好治遺作展 開催情報
- 期 間 2023年2月3(金)~3月5日(日)※開催期間中2月23日(祝)以外の木曜日は店休日です。
- 時 間 10:00~16:30
- 会 場 つづみの里陶器ギャラリー (福岡県東峰村大字小石原鼓3492-1)
- 内 容 田中の作品(茶器、花器、摺鉢、食器、香炉、大皿など)や、自作の道具、陶歴を展示します。
- 一七歳で弟子入りした上野焼での修行時代に修練した、急須をはじめとする茶器は、小石原焼の窯元だけでなく、多くの陶工が手本としました。好治のつくる急須は、使いやすくて美しい民芸陶器の用の美を感じさせてくれます。また、擂鉢にも定評があり、どっしりとした深めの形状は、摺っているときにこぼれ出にくい実用性を考えた作りです。好治のつくる陶器は、日用雑器から茶器、香炉、花器など多種多様で、このことからも職人としての技術の高さが伝わります。好治は生涯、公募展などに自分の作品を出品することは一切ありませんでした。「職人であっても作家ではない」という想いがそうさせたのだと感じます。
- 令和3年11月23日遺作となった大皿を仕上げました。令和4年1月11日永眠 享年80歳 敬称は省略
- この遺作展では、斐山窯元田中好治さんの実用的で美しい小石原焼の作品や道具を鑑賞いただき、職人としての生き方を貫いた人柄を偲んでいただけると幸いです。 つづみの里陶器ギャラリー店長
★田中好治さんの作品は、つつみの里陶器ギャラリー斐山窯のコーナーで購入できます。遺作展の展示作品を購入希望の場合は、期間中先着で売約することができます。※展示品には販売できない非売品も含まれています。
- 主 催 (有)つづみの里
作陶展会場の様子
2023年2月3日16時に会場の写真をUPしました。直接見て触れて作品をご覧いただけます。
田中好治遺作展期間中の催し
- 陶器ギャラリー 手仕事工房「東峰木人」作の本山椒のすりこぎ販売
- 農産物直売所 焼いも販売(数量限定)
- 人形工房保徳 雛人形展示販売
お問い合わせ先
つづみの里陶器ギャラリー
電話:0946-74-2278
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原鼓3492-1