高取焼の特徴

高取焼の茶入れ 遠州七窯の一つで、遠州高取の風格を今に伝え「綺麗さび」の世界を確立した高取焼。陶器でありながら磁器のような薄さと軽さが持ち味で、精密な工程、華麗な釉薬、きめ細かく繊細な生地が特徴。特に鉄さび、藁灰、木灰、長石を原料として微妙な調合で作られた釉薬を駆使して焼成される茶陶類は、気品に満ちあふれている。

小堀遠州

 近江小室藩主(1万2千石)で江戸初期の大名茶人。近江の国に生まれ、幼少の頃より父新介正次の英才教育を受け、千利休、古田織部と続いた茶道を受け継ぎ、徳川将軍家の茶道指南役となる。1608年(慶長13年)駿府城作事奉行をつとめ、その功により諸太夫従五位下遠江守に叙せられ、これより「遠州」と呼ばれる。
書画、和歌にも優れ、王朝文化の理念と茶道を結びつけ、「綺麗さび」という幽玄・有心の茶道を創り上げた。<BR> 遠州は、高取・丹波・信楽・伊賀・志戸呂など国焼の茶陶の指導にも偉大な足跡を残している。

遠州七窯

高取焼の窯 その七つの産地は、高取焼(筑前)、志戸呂焼(遠江:遠州)、膳所焼(近江)、朝日焼(山城)、赤膚焼(大和)、古曽部焼(摂津)、上野焼(豊前)である。(古曽部ではなく伊賀を入れて七窯とする説もある)。